カタンの思い出
2017/11/29
今からさかのぼること約10年前。一介のバックギャモンプレイヤーに過ぎなかった自分がボドゲ沼にはまるきっかけを作ったのがカタンだ。2006年の夏頃、どういう理由で行ったのかはもう忘れたが、当時上野にあったDaydreamというボードゲームカフェに単身足を踏み入れ、店員さんに勧められるまま遊んだゲームがカタンとブロックスだった。
両方とも面白かったが、カタンは特に気に入った。早速家に帰ってネットで遊べないか色々調べたところ、クライアントソフトをダウンロードしてサーバーに接続してオンライン対戦が無料で出来るSea3Dというサイトを発見。早速IDを登録して遊んだ。(ブラウザでオンライン対戦可能な国内サイトもあったが多くの点でSea3dに及ばず、結局そちらは1回遊んだだけだった。)
世界中からカタンプレイヤーが集い、24時間絶えず誰かしらが卓を立てていたので遊び相手を探すのも不自由せず、操作性も快適だったがとりわけ魅力的だったのがレーティング制で、ゲームに勝つとレーティングが上がっていく(勿論負ければ下がる)のが何よりモチベーションを刺激した。レーティングは公式サイトでランキングが国籍とともに公開されていて、いつもこの順位を気にしていたのを覚えている。
初めは参加者募集中のオープン卓に参加していたが、やがて自分でも卓を立て始めた。卓を立てる時は使用するマップ、各種オプションの有無を設定し、コメント欄を任意で記入する。コメント欄は例えば"4 TSR 1700+"(4人戦、TSR採用(後述)、レーティング1700以上)のような感じで使われる。自分はいつも34543のスタンダードマップ4人戦で、以下のオプションを採用していた。
・Tournament Starting Rules(TSR)
最初の入植ドラフト時、2軒目に家ではなく街を建設し、さらに全員が2軒目を建設し終えた後に1番手から順番に3本目の道路を敷いてからゲームがスタートする。このルールだと最初から街が1軒ある状態でスタートするので割と序盤からゲームが大きく動き、鉄が取れない状況でも比較的戦える。またドラフトで3本目の道を敷く際に、後手番の相手の道を速攻で潰すなんてことも出来る。
(下図はTSRでゲーム開始直後に1番手の青が3を振った局面)
・Jungle
砂漠タイルの代わりにジャングルタイルを使用し、数字のチップが置かれる。ここからは資源カードではなく、発展カードを引くときに鉄か麦か羊のどれかに代用可能なトークンが発生する。Jungleの代わりにVolcanoという選択肢もあり、ここからは全ての資源に代用可能なGoldが発生するが、たまに火山が噴火して周辺に建設した家や街が壊されることもある。
・交渉回数の制限
1ターンあたり交渉は2回まで。(交渉の打診を受けた際には、受けるか断るか、代替案を返すかが選べる)
・最初の1周は7が出ない
そのうちすっかりこのゲームにハマってしまい、酷い時は平日は朝に職場のビルの1階にあるベーグル屋で朝食を食べながら1ゲーム、昼休みに昼食を食べながら1ゲーム、仕事が終わって家に帰るとそのまま寝るまで数ゲーム、週末は家で遊ぶかファミレス(当時愛宕に住んでいて、神谷町のロイヤルホストによく入り浸っていた)にノートPCを持ち込んでドリンクバーを飲みながら数ゲームという生活を送っていた時期もあった。BGMはいつもThin Lizzyのアルバム「Thunder and Lightning」を流していたので今でもこれを聞くと当時の記憶がよみがえってくる。
当時の職場には年に1回2週間の連続した有給休暇を取得する義務があったのだが、それを利用して2週間引き籠ってひたすらこれを遊び続けたこともあった。
メーカー主催の大会に参加したこともあったけど、当時はまだ今ほど知られていなかったので20人くらいでこじんまりとやっていた。今ではすっかりメジャーになったものですね。
こんな中毒症状のような時期が2年近く続いたが、この生活は突如終わりを迎えた。無料で運営が継続出来なくなったのか、サーバーが閉鎖されてしまったのだ。遊べないのでは仕方がないので、他の事をするしかない。今にして思えば終わってくれて良かったが、当時は毎週楽しみにしていた漫画の連載が終わってしまったような寂しさでいっぱいだったし、せっかく一生懸命上げたレーティングが無駄になってとても残念だった。
結局このサーバーはその後再開することなく今に至っている。サーバーを経由しなくても誰かがホストになって遊ぶことも可能らしいが、レーティング制が無ければもはや魅力的には思えなかったので遊んでいない。そう考えると俺はレーティングに支配されていたんだな。
操作性の良さに加えてデザインも優秀で、とにかく快適にプレイ出来たが、出た目や取れた資源、使った時間など、ゲーム中の統計データが見れるのも秀逸だった。(アプリコラにもこの機能が欲しい・・・)
もっともオンラインだと今まで出た目とか残りの資源カード枚数が簡単に分かるので、カウンティングとかの能力が鍛えられないのが弱点だけど。
こんなことを書いていたら久々にまたカタン遊びたくなって来たな~。誰かいいオンラインサーバーがあったら教えて下さい。
両方とも面白かったが、カタンは特に気に入った。早速家に帰ってネットで遊べないか色々調べたところ、クライアントソフトをダウンロードしてサーバーに接続してオンライン対戦が無料で出来るSea3Dというサイトを発見。早速IDを登録して遊んだ。(ブラウザでオンライン対戦可能な国内サイトもあったが多くの点でSea3dに及ばず、結局そちらは1回遊んだだけだった。)
世界中からカタンプレイヤーが集い、24時間絶えず誰かしらが卓を立てていたので遊び相手を探すのも不自由せず、操作性も快適だったがとりわけ魅力的だったのがレーティング制で、ゲームに勝つとレーティングが上がっていく(勿論負ければ下がる)のが何よりモチベーションを刺激した。レーティングは公式サイトでランキングが国籍とともに公開されていて、いつもこの順位を気にしていたのを覚えている。
初めは参加者募集中のオープン卓に参加していたが、やがて自分でも卓を立て始めた。卓を立てる時は使用するマップ、各種オプションの有無を設定し、コメント欄を任意で記入する。コメント欄は例えば"4 TSR 1700+"(4人戦、TSR採用(後述)、レーティング1700以上)のような感じで使われる。自分はいつも34543のスタンダードマップ4人戦で、以下のオプションを採用していた。
・Tournament Starting Rules(TSR)
最初の入植ドラフト時、2軒目に家ではなく街を建設し、さらに全員が2軒目を建設し終えた後に1番手から順番に3本目の道路を敷いてからゲームがスタートする。このルールだと最初から街が1軒ある状態でスタートするので割と序盤からゲームが大きく動き、鉄が取れない状況でも比較的戦える。またドラフトで3本目の道を敷く際に、後手番の相手の道を速攻で潰すなんてことも出来る。
(下図はTSRでゲーム開始直後に1番手の青が3を振った局面)
・Jungle
砂漠タイルの代わりにジャングルタイルを使用し、数字のチップが置かれる。ここからは資源カードではなく、発展カードを引くときに鉄か麦か羊のどれかに代用可能なトークンが発生する。Jungleの代わりにVolcanoという選択肢もあり、ここからは全ての資源に代用可能なGoldが発生するが、たまに火山が噴火して周辺に建設した家や街が壊されることもある。
・交渉回数の制限
1ターンあたり交渉は2回まで。(交渉の打診を受けた際には、受けるか断るか、代替案を返すかが選べる)
・最初の1周は7が出ない
そのうちすっかりこのゲームにハマってしまい、酷い時は平日は朝に職場のビルの1階にあるベーグル屋で朝食を食べながら1ゲーム、昼休みに昼食を食べながら1ゲーム、仕事が終わって家に帰るとそのまま寝るまで数ゲーム、週末は家で遊ぶかファミレス(当時愛宕に住んでいて、神谷町のロイヤルホストによく入り浸っていた)にノートPCを持ち込んでドリンクバーを飲みながら数ゲームという生活を送っていた時期もあった。BGMはいつもThin Lizzyのアルバム「Thunder and Lightning」を流していたので今でもこれを聞くと当時の記憶がよみがえってくる。
当時の職場には年に1回2週間の連続した有給休暇を取得する義務があったのだが、それを利用して2週間引き籠ってひたすらこれを遊び続けたこともあった。
メーカー主催の大会に参加したこともあったけど、当時はまだ今ほど知られていなかったので20人くらいでこじんまりとやっていた。今ではすっかりメジャーになったものですね。
こんな中毒症状のような時期が2年近く続いたが、この生活は突如終わりを迎えた。無料で運営が継続出来なくなったのか、サーバーが閉鎖されてしまったのだ。遊べないのでは仕方がないので、他の事をするしかない。今にして思えば終わってくれて良かったが、当時は毎週楽しみにしていた漫画の連載が終わってしまったような寂しさでいっぱいだったし、せっかく一生懸命上げたレーティングが無駄になってとても残念だった。
結局このサーバーはその後再開することなく今に至っている。サーバーを経由しなくても誰かがホストになって遊ぶことも可能らしいが、レーティング制が無ければもはや魅力的には思えなかったので遊んでいない。そう考えると俺はレーティングに支配されていたんだな。
操作性の良さに加えてデザインも優秀で、とにかく快適にプレイ出来たが、出た目や取れた資源、使った時間など、ゲーム中の統計データが見れるのも秀逸だった。(アプリコラにもこの機能が欲しい・・・)
もっともオンラインだと今まで出た目とか残りの資源カード枚数が簡単に分かるので、カウンティングとかの能力が鍛えられないのが弱点だけど。
こんなことを書いていたら久々にまたカタン遊びたくなって来たな~。誰かいいオンラインサーバーがあったら教えて下さい。