5/20(金)-23(月)の3泊4日でマカオに行きました。ポーカーの大会APPT Macauに参加するのがメインの目的です。
APPT Macau自体は5/18から2週間に渡り、この間に大小合わせて14のイベントとそのサテライト(予選)が行われるのですが、私は日程の都合上「#4 Warm-up」のみ参加。このイベントは5/21,22の二日間に渡って行われました。

マカオ行きを決めたのは4月の頭。5月はバックギャモンの王位戦もあったりで忙し目だし、もともと6月のAPPT Seoulに行こうと思っていたが、色々あり気が変わってこちらに行くことにした。
マカオに初めて行ったのは2009年10月でこの時がポーカーの実戦デビューでもありました。最後に行ったのが2011年なので今回は5年振り4回目です。

4/5に香港エクスプレスの羽田⇔香港便を予約。過去3回はJAL、ANA、デルタだったが今回初めてLCCを利用。オプションを極力削ったら28,590円という破格の料金でしたがさてどうなることやら。
往路は6:30羽田発という早朝便、復路は23:30羽田着という深夜便なので前後でどこかに一泊づつしなければならない。帰りは終電が23:55まであるので実家に泊まればいいが行きが問題で、チェックイン締切が出発の1時間前だが始発で行くと空港到着は5:29なのでぎりぎり間に合わない。調べてみたら、お台場の大江戸温泉で翌早朝に空港までシャトルバスで行ける宿泊プランという案、羽田近くのホテルで一泊という案、車で行って近くの駐車場に停めっぱなしにしておく案が浮上。当日までにこのどれかに決めよう。
ちなみにこの香港エクスプレスは頻繁にキャンペーンを行っているようで、私が予約した後の4/19から3日間帰国便が10円になるセールをやっていたのでこの時買っていれば2万円を切っていたらしい。こんなに安く香港に行けるとはLCC恐るべし。
http://www.hkexpress.com/ja

宿はAPPTの影響がどれだけあるのかわからないが会場のCity of Dreams(以下CoD)周辺のホテルは軒並み高く最低でも一泊2万円と一人で泊まるにはとても無理なので色々探した結果、会場に直行するシャトルバスが出ているマカオ半島側のホテルシントラを予約。3泊でMOP2,600(約3.5万)、これも決して安くはないけど。

5/19(木)
出発前日でもあり、当日でもある。
大江戸温泉に泊まる予定だったが、オンラインチェックインが出来ることを知り、これを済ませたので預ける荷物がない自分はチェックインカウンターには行く必要がないので、結局実家に泊まることにした。
仕事を終えてから荷造りを始める。ぎりぎりまで動かないのが自分の悪い癖だが今回も結局出発直前に慌てて色々探す羽目になった。その後21時半長野発の新幹線で上野に行き、某ポーカー屋に顔を出してからすた丼を食べる。
24時頃実家へ帰り即就寝。


5/20(金)
当日の朝。始発に合わせて午前4時過ぎに起床しすぐ出発。
オンラインチェックインでプリントアウトした搭乗券を見ると、チェックインカウンターへは行かねばならないらしい(ネット情報では不要という説もあったが)。大丈夫だろうと思いつつ不安がよぎる中、空港へ到着。5:30過ぎにカウンターに行くと、普通に搭乗券を発券してもらえた。まあそんなもんだろう。
その後搭乗。機体はさほど大きくなく、両側3列づつのシートの間隔は結構狭く、通路側以外の人が出入りするのは面倒だ。真ん中の席はオススメできない。食事や水などは全て有料だが一応ある。機内販売もある。
飛行機は遅れることなく、約4時間のフライトの末、現地時間の10時頃香港に到着した。

香港到着後、入国審査を受けて、ゲートの外へ。約5年振りに香港へやって来た。日本に比べると一回り蒸し暑く、あいにくの大雨でテンションが下がる。
往復切符を購入して、空港から香港駅へ移動。そこからタクシーに乗り中環駅へ移動。
その後上環駅まで移動し、フェリーターミナルへ。念のため持ってきておいた、4年前に買った交通系ICカード「オクトパス」がまだ使用可能で良かった。
マカオ半島行きのフェリーチケットを購入し、手続きを済ませて、フェリーへ搭乗。60分ほど揺られた頃、携帯電話にお馴染みのSMSが届き、窓からサンズの建物が見えてくる。いよいよマカオへ上陸だ。

マカオに到着し、現地用の携帯SIMを購入し、バスターミナルでホテル行きのシャトルバスを探す。しかし見つからず、探し回るものの暑さに耐え切れず、結局CoD行きのシャトルバスに乗って、そこからホテル行きのシャトルバスに乗り継いでようやく到着。
フロントでチェックインして三泊分の現金を払い、ルームカードを受け取り部屋へ。三ツ星ホテルということであまり期待していなかったが、それでも綺麗な部屋だったので満足。窓の外からリスボアのギラギラした屋根が見える。少し休憩。


先ほど買ったSIMを海外用の携帯に装着。この携帯は2010年のインド滞在中に使用していたもので今回5年半振りに動かしたが問題なく使う事が出来た。ヒンディー語も入力出来て、クリケットゲームも遊べる便利なヤツだ。自分のチームはインドしか、相手チームはパキスタンしか選べないのが難点だが。



18時を過ぎた頃宿を出て、ポルトガル料理屋「ダンボ」に向かう。マカオは中国に返還されるまでポルトガル領だったので、食事や観光地などでその名残が楽しめるのだ。


ダンボに到着し、東京から来ていたポーカー仲間と合流。翌日からの健闘を祈りつつ食事を楽しむ。
その後皆でタクシーで移動してCoDへ。カジノに行き、肩慣らしに一番安いリングテーブル($25/50, Buy-in:$2K-6K)へ。ウェイティングリストに名前を書いて場内をぶらつくこと30分、電話でお呼び出しがかかった。$3Kをチップに変えて、いざ勝負。
Rakeは勝者が確定したら、dealerがポットの5%(端数切捨、上限$200)を抜いて差額を渡すシステムのようだ。2時間程遊んで、+$1,520で終了。シャトルバスが終わってしまったのでタクシーを拾ってホテルに戻り就寝。


5/21(土)
9時頃起床。ネットゲームしたりコーヒー飲んだりシャワー浴びたりしてだらだらと過ごすが、部屋のWifiがすぐ切れるのでゲームがはかどらず、CoDに移動。仲間と合流し、4人でハードロックカフェで昼食。グリルドサーモンのシーザーサラダを頼んだら、やたらでかいのが出て来た。午後から勝負なのでアルコールは控えてコーラを注文。最近はガラスの瓶にドリンク入れるのが流行りなのだろうか?


自分にとってのメインイベント「#4 Warm-Up」は17時からだが、サテライトが14時から行われるので$1K払ってこちらに参加。25/50、2K持ちでスタート。ターボ気味のストラクチャーに着いていけず、ずるずる沈んで負け。1回リエントリーするも、周りのチップ量に圧倒されて勝負にならず。おとなしく$5K払って本戦にエントリー。

17時、本戦の時間がやって来た。シートカードを引いて自分のテーブルへ移動し、シートNo.6に着席。見渡しやすい席で良かった。25/50、10K持ち。
カードが配られ、いよいよゲーム開始。最初は空席がいくつかあったが、30分ほどで全て埋まった。会場内のそこかしこでチップシャッフルの音が鳴り響く、いつもの時間だ。参加者は350人くらい。アジアン9割、欧米1割といったところ。このWarm-Upは2日制のイベントなので、とりあえずDay-2には残りたい。まずは大勝負を避けて慎重にいきつつ他のプレイヤーの観察。全員アジアンのこの卓、シートNo.3に座る男はおーいお茶のペットボトルを持参しているが日本人だろうか。自分の一つ左に座る「無骨な男」とその左隣の「インテリ眼鏡風」がスタートダッシュに成功してチップを集め、場を支配する辛い状況。無骨な男はディーラーに英語で話しかけているので中華系ではなさそうだ。(後に会話で韓国と判明)

2時間が経過した頃、最初のブレイク。オペラがintermissionに入ったかのように、テーブルエリアから続々とプレイヤーが散っていく。今まででおーいお茶を含めて4,5人は飛んだだろうか、自分は平均にやや足りない程度。昨晩夕飯をともにした三人も別のテーブルでまだ生き残っているようだ。
ブレイクが終わり、散っていたプレイヤーの大半もテーブルに戻り、ゲーム再開。慎重にプレイしていたが徐々に削られて、3時間を過ぎた頃いよいよ追い込まれてフロップでオールインを敢行。ハンドはミドルヒット、Aキッカー。トップヒットがコールしたが、リバーでAが落ちてなんとか平均くらいまで回復した。その後も低空飛行を続けて平均の8割程度で2度目のブレイク。どうやら仲間たちは皆飛んで、生き残りは自分だけのようだ。

ゲーム再開。何ハンドくらいプレーしたか覚えていないが、まだ一度もAA,KK,QQを引いていない。相変わらず無骨な男とインテリ眼鏡が場をリードする辛い展開が続く中、ついにボタンでQQを掴む。プリフロで大きく動いてポットが大きくなったこの場でオールインを敢行(手持ち約8K)、SBの無骨な男(30K+?)とUTGの地元の友人西ちゃん似の男(約12K)がコール。ハンドを開くと、無骨はAA、西ちゃんはAKoという展開。最早ここまでか・・・
フロップで開かれたのは、KQ8。よし、Qがセットになった!と思ったのも束の間、ターンでKがめくれて今度は西ちゃんがKのトリップスを作る。リバーは・・・ラグ!終わった!
席を立って退出しようと思った瞬間ボードをもう一度見る。・・・ん?俺フルハウスじゃん!と思ったと同時に周りも自分を慌てて静止しようとしているのに気づいた。いやいやお前勝ってるよ、と。西ちゃんだけ苦笑いを浮かべて「行っちまえ~」という仕草をしていた。無骨な男は無表情でぶつぶつ独り言を言っていた。
つい恥ずかしいプレーを披露してしまったが、これでなんとかトリプルアップし平均の倍くらいのチップ量に浮上した。今のはでかかった!

チップ量が増えたので、一気呵成と攻めに転じてスチールに走る。しばらく経った頃、再びQQを掴む。このハンドも荒れた競りになり、最終的には右斜め前に座るギャモンの友人所村さん似の男の約15Kオールインとの一騎打ち。開かれたのはまたしてもAA。おまけにフロップでもAが落ちる救いようのない展開で半分以下に転落。右隣の親父が「今回のQQは奇跡が起こせなかったなぁ」みたいな事を呟いた。
ここで失った勢いは最早取り戻せずチップ量は削られてゆき、最後はKQsでのオールインを再び所村さんのAxで倒され終了。残り人数100人程度、Day-2まであと1時間ほどというところで今回のメインイベントは敗退に終わった。
既に時間は24時を過ぎ、昼食以降ハーゲンダッツのアイス以外何も食べておらず空腹もあったが、それ以上に疲れと眠気が襲ってきたのでタクシーで宿に戻り何も食べずにそのまま眠りについた。

5/22(日)
Day-2に残れなかったので暇な一日。この日もゆっくり起床しホテルの周辺をうろついて、Wynnまで散歩。ポーカーテーブルは朝から数卓稼働していたが、そこは通過してRed8で遅めの朝食とビール。もはや完全にリゾート満喫モードになってしまった。


その後Lisboaなどを回って宿に帰り、CoDへ移動。スロット中の仲間を発見し合流、近くのショッピングビルのフードコートで4人で昼食を採り、散歩。マカオ名物のエッグタルトを買って、再びCoDのポーカールームへ。まだ人もまばらで卓も立っておらず暇を持て余し、人数が集まったら連絡するとのことだったのでとりあえずリングにエントリーしておく。その後別の仲間二人と遭遇して合流。リング卓が立ったので呼出しが来たものの、当たり前だが仲間二人も同卓という展開。マカオまで来て日本人同士で取り合うんじゃ楽しくないなぁってことで小一時間ほど遊んだところでチップをポケットにしまってお先に撤収。夕食時に再び合流して中華料理を食べてから別行動の彼らとは別れを告げて、ポケットのチップを手に再びリングに参戦。二時間ほど粘って$600強増やして終了。エリアの一角では昨日のWarm-UpのDay-2のファイナルテーブルが行われており、昨日自分を飛ばした所村さんもその中に座っていた。シャトルバスで宿へ帰る。

5/23(月)
最終日。一応観光も少しはしておくかということで、チェックアウトの12時まで宿の外に出て観光名所のセドナ広場まで散歩。現地の名物と思しきポークカツのハンバーガーを試したがイマイチ。


チェックアウト後再びCoDへ行き一勝負。香港発が18:15、マカオを出るのが14:30として今から1時間くらい余裕がある。$3,000をチップに換金して$25/50で軽く遊んでから帰るとしよう。
この日も右肩下がり。$3,000が$1,200位に減った頃UTGでAKsが入る。コールした後2bet,3betと大勢参加してきてポットが大きくなった所で$400くらいから最後の勝負と決めてオールイン。右隣のBBは「しまった、こいつのスタック見てなかった」といった表情を浮かべ続々とフォールドが入り最終的には44とのヘッズアップとなったがAKは落ちずここであえなく終了。時計を見ると結構やばい時間になっていた。
地下の売店でお土産にポルトガル産のワインを2本買い、急いでシャトルバスに乗り込みフェリーターミナルへ。フェリーに揺られて香港の上環に戻り、中環駅、香港駅、空港、と来た道を戻った(が、しかしよく考えたら帰りは直接マカオのフェリーターミナルから香港の空港に行けば良かった)。
空港でチェックインカウンターに行き、重大な事実に気付く。自分のチケットは預け荷物なしだったので、先ほど買ったお土産のワインが預けられない(手荷物は当然無理)。追加料金で可能と言われたが、先ほど買ったワイン代の3倍掛かるという。一瞬コールするか迷ったこのハンドを泣く泣く捨てて、搭乗ゲートへ。


帰りの飛行機は出発が遅れ、羽田に到着したのも結局24時過ぎ。終電は終わってしまい、朝まで寝て過ごすつもりで空港のベンチで横になる人も目立つ。どうしようかと思っていたら、まだ夜行シャトルバスは運航していることを知る。結局AM1時発の秋葉原行きのチケットを買い、秋葉原からタクシーで帰ることにした。家について少し寝て、翌朝長野に戻った。

今回は良い成績は残せずに負けて終わることになったが、色々収穫が多かったので満足している。次回良い成績が残せるようにまた研究を重ねて、近いうちに再び挑戦したい。
が、とりあえずバックギャモンの名人戦決勝トーナメントが動き出したこともあり、これからしばらくは頭をバックギャモンに切り替えて頑張ろう。

今回のコスト↓ (ポーカー以外)


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